基本的な世界観

中世ヨーロッパで生まれ、長らく『ヒト』と隔絶された状態で高度な文化を生み出してきたリヴリーであったが、『人工種』(ミュラー博士の研究により生み出されたもの)の登場により、『ヒト』の前に姿を現す。
だが、『人工種』以外のリヴリー(『自然種』)にとって、彼らが『ヒト』の手で飼われているというよりは彼らの住処の付近の『ヒト』が彼らに会いに行ってるにすぎない。

・人間からみたリヴリー
管理、保護するべき存在。愛玩生物。 多くの『ヒト』が飼っているのは『人工種』。だが、手元に置かなくてもよい、という者は『人工種』ではない『自然種』の飼い主として契約をしているようだ。
忙しい現代人にとっては、『保護』の名目でそれらを飼ってるという証が欲しいのだろう。

・リヴリー(人工種)から見た人間
自身を保護する存在、主。
彼らに歯向かうことなく、付き従い、愛玩されることが存在意義。

・リヴリー(自然種)から見た人間
援助者、パトロン。
いなくても大丈夫だが、敵対されても困る。ので友好関係を結んでいるだけ

・擬人化ってなんなのよ
人化(または、半人化)したリヴリーの姿。
人化とはある程度の体力が備わった時点で行えるらしいのだが、皆が皆できるわけではなく姿が『定着』しない者もいる。その際変化した身体が歪なものとなることもある。

世界観に補足


・『自然種』のリヴリーの文化圏にも、人間と同様『国』が存在する。
・国のエリアは、東西南北で分けられる。それぞれの国によって文化は違うようだ。
・エリア内に無数、国が存在するがそれぞれの国の交流はまちまち
・大体みんなご近所さん、というよりは同じ国の出身。水依と胡雪だけ違う国出身。
・近年のリヴリーは『レコード』により管理される。それがないリヴリーは『死人』か『実験体』か『違法入国』である。
・飼うリヴリーは『レコード』があるリヴリーのうち、ある程度の条件を満たしたリヴリーの中からランダムで選出される。
・ではリヴリーは子を生すのか?答えは是である。
飼い主同士の交流や、また本人たちがふらふらしてる内に恋愛関係が生まれその中から子は生まれるらしい。しかし、人工的に生み出された者もいる。双方、生まれた瞬間より『レコード』を授かる。生まれたときから飼い主が付くまでの『レコード』の名前の欄は空欄である。
・リヴリーには、『レコード』には記載されない『真名』がある。
・『真名』は、日常生活では必要ないものだが、それを使った占いもあるらしい。
・人間とリヴリーが意思疎通を図るには、『文』などが主に使用される。リヴリーから『文』を送るには、自身でそれを書く必要がある。『文』を書くのに適した形をしてないリヴリーのために代筆をする専門の職に就く者もいるが、手続きが複雑なのであまり『文』は使用されないようである。
・人化というのも、人間との意思疎通を図る手段らしい。その姿だと体力の消耗が激しいのだが、便利なことも多いので半人化状態でうろついてるリヴリーも多い。


用語集


以下、特にめんどくさい妄想です。
うちの子の設定などにも反映しますので気になることがあったら、一読くださいませ。随時追加予定
※グロ、カニバリズムなどの表現もあるのでご注意ください.


坂屋敷

旧家/乙坂家//陰祭/血分けの儀/

椿

『西』の国/サーカス団『椿姫』/














旧家/きゅうか
古くより、『東』に住まっている一族の総称。
旧家の大半は、自分の住まう区画の地主や医者など『人に必要とされる』役割を持つ。
最近は忘れられつつあるが、一応その考えは残っているらしい。

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乙坂家/おとさかけ

旧家の一つで主に異常者を多く輩出する一族である。
また、彼らの分家は「傘下にある」「血族である」という常識とは異なった、乙坂が確立されたときに血分けの儀を行った家のことを示すらしい。


一(いちもんじ)は『記録者』として知識の管理を
三神(みかみ)は『隠匿』を目的とした墓守を
四堂(しどう)は『秘匿』のために裏切りを
五、六が抜けて
七種(さいぐさ)は『祭』のためだけに禊の執り行いを
辛(かのと)は乙坂の『影』として存在し
九重(ここのえ)は『影』を抑える陰祭を


乙坂は『二』にあたる家で、役割は『祭』の祭主。


そもそも、彼らがその役割を担った理由の一つとしては、彼らは『異常を見る目』に非常に優れており、先に起こりうる『異常』を察知することが出来たことが挙げられる。
また彼らは非常に『異常に感応されやすい体質』であったらしい。昨今はその兆候は消えつつあるが、祭を行って間もない頃は祭主自らが『異常』に『穢』されることもあったらしい。
それを抑えるために生まれた『禊』だが、近年その考えも廃絶されつつある。

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/まつり

『乙坂』の祭主が、今後起こりうる災厄を『視る』儀式。
この祭りは15年に一度行われ、そのための準備に2年の歳月を要すると言う。

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陰祭/かげまつり

乙坂と同様、『穢れ』を持ちやすい『辛』を抑えるために生まれた儀である。
身を清めるために、『辛』のその血をもって行う『禊』は、あまりにも陰惨だったためか元よりあった『×』という名を隠され現在では『陰祭』(かげまつり)と呼ばれている。
儀式を行う『巫女』(当主が男性である場合は『御子』と呼ばれる)は、その目に『穢れ』を映さないために目隠しをされたまま儀を行うという。しかし、ある種『穢れ』に一番近い彼らの髪は『陰祭』を行えば行うほどに、真白く染まっていったという。

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血分けの儀/ちわけのぎ

乙坂初代当主、『宵』が自身の血肉を側近の者に食らわせることにより、その者たちを『乙坂』として迎え入れたことを言う。
その身に乙坂の血肉を受け入れ、糧とすることで『乙坂』としての『異常』を得たというわけだろう

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『西』の国/にしのくに

『東』に位置する『懐古食堂』より遥か西方に存在すると言われる国。
1年の多くが厳しい寒さに覆われた神秘の世界、と『東』の伝承では伝わっている
そのため、『西』の移民は『東』の暑さに弱く、露出の多い衣装を好む傾向にある
住民のほとんどは、『自然種』。『西」』の住民は『ヒト』を酷く嫌い『ヒト』に侵された『人工種』の存在も認知していない

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サーカス団『椿姫』/La traviata

『西』から来たサーカス。しばらくは東の国に滞在するらしい
サーカス団のルーツは、各国の代表者たちが『人工種』が生まれた頃『ヒト』との共存に頭を悩ませていたあたりに遡る。
『反ヒト』の考えが根強く残る『西』の住民が、『ヒトがいなくても楽しみは作れる』との考えで作られたらしい。
最近は、公演を行った各国から入団する者が多く、『西』出身の団員は少ない

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